通常時1000回転で初当たり5回以上は、約20.6%
パチンコの通常時の大当たり確率が1/319.7で、合計1000回転の通常時抽選をしたとき、初当たりが5回以上になる確率は約20.6433%です。同じ条件の1000回の抽選を多数繰り返すなら、約5区間に1区間の割合に当たります。5区間ごとに必ず1回起きる意味ではありません。
前回の通常時1000回転で初当たり0回・1回・2回の確率から、今回は当たりが多い側と少ない側へ進みます。「ちょうど5回」と「5回以上」、そして何回から上振れ・下振れと呼ぶかを分けて読みます。
アバくん通常時1000回で初当たり5回なら、かなり珍しいだろ? 前の記事では5回の確率が約10.9%だったぞ。
ヤバくん約10.9%は「ちょうど5回」。5回以上には6回、7回、その先も入るから、約20.6%になる。どこから多いと数えるかで数字が変わるよ。
回転数と初当たりの数え方を、先にそろえる
この計算では、各回転の当選確率が1/319.7で一定、抽選は独立と仮定します。結果を見る前に「次の通常時1000回の抽選」を対象と決め、途中で当たっても集計を続けます。1000回目の当たりも含めます。
ST・RUSH・LT・確率が異なる時短などの抽選は除外し、同じ通常時へ戻った後の抽選を続けて数えます。RUSHを含む全状態の総回転数1000回でも、閉店までの固定時間でもありません。通常時の抽選を合計1000回分集める条件です。
通常時の初当たり1回からRUSHで10連しても、ここで数える初当たりは1回。店舗の表示を見るときは、通常回転数と初当たり回数なのか、連チャンを含む総大当たり回数なのかを確かめましょう。別の抽選条件を比べる例は、1000回ハマりと30連の比較にもあります。
「ちょうど5回」に、6回以上の確率を足す
通常時1000回で、初当たりがちょうど5回になる確率は約10.9392%。6回以上になる確率は約9.7041%です。この2つは重ならないので、合わせると5回以上の確率になります。
ちょうど5回 + 6回以上 = 5回以上。丸める前の値を合計して、約20.6433%です。反対側は「4回以下」で約79.3567%。5回以上の反対が、ちょうど4回という意味ではありません。
一方、「4回以上」と「5回以上」は重なります。初当たり5回の結果は、両方の条件に入るからです。このように重なる条件を足して、別の確率を作ることはできません。
4回・5回・6回・7回以上で、起こりやすさを比較
初当たりの回数を多い側で区切るとき、基準を1回変えるだけでも数字は変わります。すべて、同じ1/319.7・通常時1000回の独立した抽選で計算しています。
| 初当たりの条件 | 確率 |
|---|---|
| 4回以上 | 約38.1449% |
| 5回以上 | 約20.6433% |
| 6回以上 | 約9.7041% |
| 7回以上 | 約4.0119% |
| 8回以上 | 約1.4757% |
| 10回以上 | 約0.1463% |
表示は小数第4位へ丸めています。各行は「ちょうどその回数」ではなく、その回数から先をすべて含めます。10回当たる結果は、表の全行に入るため、各行の確率を足して100%にする表ではありません。
5回以上の約20.6%と、10回以上の約0.15%では、同じ「初当たりが多い」でも起こりやすさが違います。「上振れだった」という感想を数字で読むなら、何回以上を指しているかまでそろえる必要があります。
少ない側も、0回・1回以下・2回以下で分ける
下振れ側でも同じです。「1回以下」は0回と1回を含み、「2回以下」は0回・1回・2回を含みます。0回以下の行は、回数が負にはならないため、ちょうど0回を意味します。
| 初当たりの条件 | 確率 |
|---|---|
| 0回以下 | 約4.3594% |
| 1回以下 | 約18.0381% |
| 2回以下 | 約39.4768% |
| 3回以下 | 約61.8551% |
この表も条件が重なるので、行を足し合わせません。たとえば1回以下の反対は、2回以上の約81.9619%。1回以下と3回以下は、反対同士ではありません。
0回の約4.3594%は、数え始めから1000回目まで一度も当たらない確率です。この1行は1000回ハマりの比較と同じ条件です。0回と、1回は当たった結果を一緒に「1000ハマり」と呼ぶと、条件が変わってしまいます。
上振れと下振れを、左右同じ確率だと思わない
この1000回の抽選の期待回数は約3.1279回です。説明のために「5回以上」を多い側、「1回以下」を少ない側の基準にすると、それぞれ約20.6433%と約18.0381%。同じ確率にはなりません。
初当たり回数の分布は左右対称ではなく、平均も3回ちょうどではありません。この2つの基準は平均から厳密に同じ幅を取ったものでもなく、上振れ・下振れの共通ルールでもありません。何回から上振れ、何回まで下振れと数えるかは、先に決めておく条件です。
さらに、平均の約3.1279回より少ない整数は0〜3回なので、「平均より少ない回数になる確率」は3回以下の約61.8551%です。平均で左右を分けたら半分ずつになる、という意味ではありません。平均と半分の境目の違いは、平均・中央値・ハマり確率の違いでも扱っています。
アバくん平均より少ない結果が約62%もあるのか。平均なら、上と下で半分ずつだと思ってた。
ヤバくん平均は回数の合計をならした値だよ。多く当たる結果も平均を引き上げる。上側と下側が半分になる境目とは別なんだ。
珍しい結果が出ても、次の抽選の予告にはならない
通常時1000回で初当たりが5回以上あっても、同じ通常時の次の1回転が当たりやすくなるわけではありません。反対に、0回や1回だったから、次の区間で不足分を埋める当たりが予約されるわけでもありません。独立した抽選という前提では、次の1回転も1/319.7です。
また、初当たりが多いという結果だけで、RUSH突入や連チャン、出玉や収支まで決まりません。ここでの上振れ・下振れは通常時の初当たり回数についての話です。
短い実戦の平均を読む場合は、実戦の平均初当たりとばらつきへ。早い初当たりが続く条件は、100回以内の初当たりが2回・3回続く確率へ。どちらも、今回の「通常時1000回の中で5回以上」とは固定する条件が違います。
「この区間の確率」と「何区間も見て見つける確率」も別
5回以上の約20.6433%は、先に指定した1000回の区間1つについての確率です。多数の実戦記録を見て、その中に1つでも5回以上の区間がある確率ではありません。
何区間も見るなら、観察する区間数も条件に入ります。同じ記録を少しずつずらして作った1000回の区間は、抽選が重なるので、独立した区間としてそのまま掛け合わせることはできません。複数の観察と1回の確率を分ける考え方は、100回ハマりを何度も見る理由につながります。
結果を見てから、最も珍しく見える区間や基準だけを選び出す場合も、その選び方を含めた観察全体の確率は別です。連続・順番・回数の区別は、2連続と、どこかで2回の違いでも整理しています。
計算は、回数ごとの確率を必要な範囲で合計する
通常時の抽選回数n、当選確率p、初当たり回数kに対して、ちょうどk回当たる確率は組合せ数 × p^k ×(1 − p)^(n − k)です。今回はn = 1000、p = 1/319.7。5回以上ならkが5〜1000の確率を、1回以下ならkが0と1の確率を合計します。
5回以上は、0〜4回の確率の合計を1から引いても同じです。表の数値は丸める前の値で合計し、最後に百分率の小数第4位へ丸めています。正規分布やポアソン分布での近似ではなく、二項分布の式で計算しています。
ハマり確率ツールで分母319.7と回転数1000を指定して見る「当たらない確率」は、初当たり0回の数字です。5回以上の回数計算は、その0回の確率だけからは求められず、上の式で別に計算します。
1回の初当たり待ちを比べる2倍・3倍・5倍ハマりや、確率から待つ回転数を求めるハマり確率の逆引きとも、調べる対象を分けましょう。一定回転数以内の1回以上の当たりなら、100回・200回・300回以内に当たる確率、分母ごとの比較なら100回以内の初当たり確率の比較へ進めます。
珍しさは、回転数・回数の基準・観察範囲をそろえて読む
- 1/319.7・通常時1000回で、初当たり5回以上は約20.6433%。
- ちょうど5回の約10.9392%とは別で、6回以上の結果も含む。
- 多い側も少ない側も、何回から区切るかで確率が変わる。
- 平均より多い側と少ない側が、半分ずつになるとは限らない。
- 1区間の確率を、多数の区間から見つける確率や次の当たりの予告と混同しない。
次は「5回以上の区間を、何区間も見たらどうなるか」へ
続編の通常時1000回転を10区間見たとき、初当たり5回以上を一度でも見る確率を公開しました。1区間の約20.6%から、重ならない複数の区間を観察したときの確率へ進みます。
今回登場した重要語句
今回登場した重要語句の意味は、用語集で確認できます。読み終えたら、ブラウザの「戻る」でこの記事に戻れます。