「500ハマり」「1000ハマり」だけでは比べにくい
ハマりを比べるとき、つい「何回転ハマったか」という絶対回転数だけを見がちです。
でも、1/99で500回ハマるのと、1/319.7で500回ハマるのでは珍しさがかなり違います。
そこで今回は、回転数をそのまま比べるのではなく、大当たり確率の分母に対して何倍ハマったかで見ます。
アバくん1/99で198回ハマりと、1/199で398回ハマりって、回転数は倍くらい違うぞ。
ヤバくんでもどちらも分母の約2倍。珍しさで見ると、かなり近い数字になる。
先に結論|何倍ハマりかで見ると確率はかなり近い
実際の回転数は整数なので、1/319.7の倍数は最も近い整数回転へ丸めて比較します。
| 何倍ハマり | 1/99 | 1/199 | 1/319.7 |
|---|---|---|---|
| 約1倍 | 99回 約36.6014% |
199回 約36.6953% |
320回 約36.6958% |
| 約2倍 | 198回 約13.3966% |
398回 約13.4655% |
639回 約13.5081% |
| 約3倍 | 297回 約4.9033% |
597回 約4.9412% |
959回 約4.9569% |
| 約5倍 | 495回 約0.6569% |
995回 約0.6654% |
1599回 約0.6675% |
大当たり確率の分母は大きく違うのに、同じ「何倍ハマり」まで行ったときの確率はかなり近いことが分かります。
1倍ハマりでも約36.7%残る
「分母と同じ回転数まで当たらない」と聞くと、かなり珍しく感じるかもしれません。
しかし、計算上は約36.6〜36.7%あります。
- 1/99で99回まで当たらない:約36.6014%
- 1/199で199回まで当たらない:約36.6953%
- 1/319.7で320回まで当たらない:約36.6958%

分母まで回したら、もっと「当たって当然」に近いと思ってた。

分母は「そこまで回せば必ず当たる回転数」じゃない。平均的な確率の尺度として見る。
2倍ハマりは約13.5%
分母の約2倍まで1度も当たらない確率は、およそ13.4〜13.5%です。
- 1/99で198回:約13.3966%
- 1/199で398回:約13.4655%
- 1/319.7で639回:約13.5081%
ざっくり見ると、同じ条件の区間を何度も繰り返したとき7〜8区間に1回程度の水準です。
「2倍ハマり」と聞くと強烈に感じますが、計算上はまだ10%を超える確率が残っています。
3倍ハマりで約5%
分母の約3倍まで当たらない確率は、およそ4.9〜5.0%です。
| 大当たり確率 | 約3倍の回転数 | そこまで当たらない確率 |
|---|---|---|
| 1/99 | 297回 | 約4.9033% |
| 1/199 | 597回 | 約4.9412% |
| 1/319.7 | 959回 | 約4.9569% |
前回の「10%・5%・1%を逆算する」記事で、5%ラインが1/99で296回、1/199で595回、1/319.7で957回だったのも、この3倍付近とほぼ重なります。
何回転ハマると10%・5%・1%?逆算編と合わせて見ると分かりやすくなります。
5倍ハマりまで行くと約0.66%
分母の約5倍まで1度も当たらない確率は、およそ0.66〜0.67%です。
- 1/99で495回:約0.6569%
- 1/199で995回:約0.6654%
- 1/319.7で1599回:約0.6675%
ざっくり言えば、計算上は約150区間に1回前後の水準です。
ここまで来るとかなり低い確率ですが、ゼロではありません。
なぜ分母が違っても「何倍ハマり」なら近くなる?
大当たり確率が1/Dの機種で、分母のk倍に相当する回転数まで当たらない確率は、おおまかに
(1 - 1/D)kD
で表せます。
分母Dが大きくなると、この値はe-kに近づきます。
難しく見えますが、実戦で覚えるなら次の感覚で十分です。
| 何倍ハマり | ざっくりしたハマり確率 |
|---|---|
| 1倍 | 約36.8% |
| 2倍 | 約13.5% |
| 3倍 | 約5.0% |
| 5倍 | 約0.67% |
だから、確率帯の違う機種同士をハマりの珍しさで比べるときは、絶対回転数だけでなく分母の何倍までハマっているかを見ると整理しやすくなります。
500ハマりでも意味が全然違う
同じ500回ハマりでも、分母に対する倍率へ直すと違いが見えます。
- 1/99の500回ハマり → 約5.05倍
- 1/199の500回ハマり → 約2.51倍
- 1/319.7の500回ハマり → 約1.56倍
前回の記事で、500回まで当たらない確率が1/99では約0.6244%、1/199では約8.0548%、1/319.7では約20.8792%と大きく違った理由も、倍率で見ると理解しやすくなります。
1000ハマりも倍率へ直すと見え方が変わる
- 1/99の1000回ハマり → 約10.10倍
- 1/199の1000回ハマり → 約5.03倍
- 1/319.7の1000回ハマり → 約3.13倍
同じ「1000」という表示でも、1/99なら10倍以上、1/319.7なら約3.1倍です。
1000ハマりの確率を1/99・1/199・1/319.7で比較した記事の差は、この倍率の違いでも説明できます。
3倍ハマりしたから次は当たりやすい?
ここまで倍率で整理しても、次の1回転についての結論は変わりません。
通常時の独立抽選という前提なら、3倍ハマりでも5倍ハマりでも、次の1回転の大当たり確率は元の確率のままです。
- 1/99なら次の1回転も約1.0101%
- 1/199なら次の1回転も約0.5025%
- 1/319.7なら次の1回転も約0.3128%
「3倍ハマりまで行く確率が約5%」と、「次の1回転が5%で当たる」はまったく別の話です。

3倍ハマりが約5%なら、次は95%で当たる……ではないのか。

違う。最初から3倍分の回転を全部外す確率が約5%という意味だ。
ハマり確率ツールでは実際の回転数を入れる
アバくんですのハマり確率ツールは、「3倍」と入力するのではなく、登録機種の大当たり確率を引き継いだ上で実際の回転数を入力します。
1/319.7なら、約2倍を見たいときは639〜640回付近、約3倍なら959回付近、約5倍なら1599回付近を確認する形です。
ツールの基本操作はハマり確率ツールの使い方で説明しています。
ST・RUSH・LTなど状態が変わる回転は別
今回の「何倍ハマり」も、通常時に同じ大当たり確率で独立抽選が続く前提です。
ST、時短、RUSH、LT、残保留など、抽選確率や状態が変わる回転を通常時の分母へそのまま足して「何倍ハマり」とするものではありません。
データカウンターの総回転数を見るときも、何の状態で回した数字なのかを分けて考える必要があります。
今回のまとめ
- 絶対回転数だけでなく、分母の何倍ハマったかで見ると確率帯の違う機種を比較しやすい。
- 約1倍ハマりは36.6〜36.7%前後。
- 約2倍ハマりは13.4〜13.5%前後。
- 約3倍ハマりは4.9〜5.0%前後。
- 約5倍ハマりは0.66〜0.67%前後。
- 同じ500回・1000回でも、大当たり確率によって「何倍ハマりか」は大きく違う。
- 何倍ハマっても、その過去だけを理由に次の1回転の大当たり確率が上がるわけではない。
次は「平均319.7回で当たる」の意味を整理する
続編の1/319.7は平均何回で当たる?平均319.7回と中央値222回の違いでは、「1/319.7なら平均319.7回で当たる」という言い方を、平均回転数・中央値・ハマり確率に分けて整理します。
今回登場した重要語句
今回登場した重要語句の意味は、用語集で確認できます。読み終えたら、ブラウザの「戻る」でこの記事に戻れます。